Project/Area Number |
05750531
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
浜 幸雄 北海道大学, 工学部, 助手 (70238054)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 高強度コンクリート / アルカリ骨材反応 / 高炉スラグ微粉末 / シリカフューム / フライアッシュ / アルカリ当量 / 抑制効果 |
Research Abstract |
本研究は、単位セメント量500kg/m3程度の一般的な高強度コンクリートを対象として高炉スラグ微粉末、シリカフューム、フライアッシュなどのポゾランによるアルカリ骨材反応に対する抑制効果について検討したものである。 高炉スラグ微粉末の置換率、粉末度、粉末成分によるアルカリ骨材反応に対する影響は、置換率および粉末度が大きいものほどその抑制効果は大きく、粉末成分の影響はほとんど認められなかった。セメントを高炉スラグ微粉末で置換することにより、セメントからのアルカリはスラグの置換した分だけ減少するが、スラグ置換による抑制効果はこのセメントからのアルカリ減量以外の効果が考えられる。そこで、高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートについて総アルカリ量をセメントからのアルカリ減量分だけ補正して、総アルカリ量と膨張率の関係について重回帰分析により検討した。その結果、高炉スラグ微粉末の置換率が30%の場合のアルカリ骨材反応抑制効果は、セメントからのアルカリの減量分の他に、アルカリ当量として1.3kg/m3程度の効果があることが明らかになった。このことから高炉スラグ微粉末を用いた場合には、置換率30%程度、低アルカリセメントの使用でアルカリ骨材反応による膨張の抑制は可能であると考えられる。同様に、シリカフュームの場合は置換率5%、フライアッシュの場合は置換率20%程度でアルカリ骨材反応の抑制が可能であることが明かとなった。
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