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都市のヒートアイランド化防止のための、樹木、水面の都市計画的効果-樹木、水面から蒸散する水量と気化熱の都市計画データへの変換-

Research Project

Project/Area Number 05750568
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Town planning/Architectural planning
Research InstitutionTohoku University of Art and Design

Principal Investigator

松村 茂  東北芸術工科大学, デザイン工学部, 助教授 (80239079)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords都市計画 / 熱環境 / ヒートアイランド / 緑地 / 水面
Research Abstract

都市のヒートアイランド化の抑制には、1)排熱の抑制、2)省エネルギー、3)ク-ルアイランドの増設などがある。本研究はク-ルアイランドの1つである植栽、水面の効果を考察している。
都市において植栽、水面の効果が現れる範囲は広いことが望まれる。しかし、それは一体として植えられる植栽域、水面域の面積に依存する。ここでは、街路樹の規模から児童公園、あるいは児童公園内の小規模な池などを想定している。
植栽、水面のク-ルアイランドの効果を評価するシミュレーションモデルを開発した。モデルは、3次元空間をメッシュに分割し、メッシュに大気、樹木、水、コンクリート・モルタルなどの物質を与え、それに対して熱伝導率などの諸物性値から、入射してくる太陽熱の伝導、拡散を評価するものである。
このモデルにより、中層建物間にある公園内の植栽・水面、中層建物間にある道路の街路樹のク-ルアイランド効果を評価した。これによれば、水面では大気の大きな対流現象が見られ、気温が低下することが示された。建物間距離の30%の水面でおよそ2度程度の低下である。植栽に関しては水面ほどク-ルアイランド効果は見られない。植栽の場合は、植物の蒸散による大気熱の吸収と、植栽下地面の日影効果による低温域がそのク-ルアイランド化を形成する。しかしながら、モデルによるシミュレーションでは蒸散効果の影響があまり影響せず、水面ほどの効果が見られなかったと考えられる。
蒸散効果について、現在多く街路樹として用いられている植物の他に、多様な植種についての評価を今後の課題としたい。それにより、街路樹としての生命力、手入れのしやすさ、都市景観などの側面なども勘案して、都市の中にヒートアイランドを多数設けられるための植種を提示したい。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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