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ウラニルイオン認識型色素レセプターの合成

Research Project

Project/Area Number 05750752
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 有機工業化学
Research InstitutionSaitama University

Principal Investigator

久保 由治  埼玉大学, 工学部, 助教授 (80186444)

Project Period (FY) 1993 – 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords色素レセプター / レセプター機能 / ウラニルイオン / カリックス[6]アレーン / インドアニリン / 光学イオンセンサー材料
Research Abstract

我々は色素の持つ呈色作用を光学センサー機能としてとらえ、そこに生体分子の基本的性質であるレセプターを高度に組織化する事によって得られる新しい色素材料の構築を行っている。本研究では、エネルギー問題に関連して重要視されているウラニルイオン(UO^<2+>_2)を認識する色素レセプターの開発を目指して、スーパーウラノファイルとして知られるカリックス[6]アレーン類にインドアニリン色素基を導入した1を合成し、その機能を検討した。モノ色素化カリックス[6]アレーン1は2と置換アニリン塩酸塩とのK_3Fe(CN)_6添加に伴う酸化的縮合反応により53%収率で得ることができた。色素体1は99%EtoH中、10^3モル比のDBU存在下で628nmにlambda_<max>を示すが、UO^<2+>_2の添加によって吸収強度の増大に伴う約60nmの長波長シフトを観測した(Fig.1)。連続変化法からこの変化は1:1-1・UO^<2+>_2錯体の形成が示唆され、25℃におけるその会合定数は8.0×10^4 dm^3mol^<-1>と算出された。たいへん興味あることに、各種アルカリ、アルカリ土類金属イオンを添加したところ、吸収スペクトル差がUO^<2+>_2添加の場合と比較して小さいことがわかった。この結果は1がウラニルイオン認識型色素レセプターであることを示唆しており、UO^<2+>_2に対する光学イオンセンサー材料としては世界で初めての合成例である。目下、この成果を J.Chem.Soc.,Chem.Commun.に投稿している。
<講演>日本化学会第67春季年会、1B542

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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