アクティブ・フラッタ・サプレッションによる空力弾性翼の不安定振動制御
Project/Area Number |
05750811
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Aerospace engineering
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
新田 恭子 名古屋大学, 工学部, 助手 (30189328)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 空力弾性 / フラッタ |
Research Abstract |
本課題に関する研究実績を、理論面・実験面に分けて説明する。 理論面に関しては、新規制御則導入に伴う準備として講習会に参加し、具体的な検討まで行った。成果はシミュレーションの段階まで計算機で行い、11月に口頭で学会報告した。改善の余地は未だ残るが、計算上は一応の制御成績を示す制御則設計ができたと考える。 実験面では、名古屋大学航空学科実験棟の移転のため、当初予定していた風洞実験が困難となった。そのため、研究室に新たに小型風洞を設置し、これを用いて定性実験のみを行った。本課題であるアクティブ・フラッタ・サプレッションのためには、翼模型に操舵面を取り付け、不安定振動を制御することが必要である。しかし、上記小型風洞では、風洞そのものの大きさに制限があるため、翼模型も小型化せざるを得ず、制御則検証までには至らなかった。しかしながら、よりよい制御則を得るためには、定性的な空力データの取得及び動特性の把握が不可欠であるので、模式的に行った本実験の成果は研究全体の枠組みの中で重要な役割を果たすものである。制御則設計に於いて、制御入力となる操舵面舵角を操作するアクチュエータのダイナミクスのみ本実験では取り扱えず、そのため未だ最終的な制御則確定にまでは至っていない。 今後の課題として、新設成った実験棟での風洞実験による制御則の検討及び改善が残されているので、これを近日中に実施し、最終的な成果をとりまとめたい所存である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)