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小規模温泉集落の成立と発展過程に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05760022
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 園芸・造園学
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

古谷 勝則  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (10238694)

Project Period (FY) 1993 – 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords燕温泉 / 歴史的変遷過程 / 観光レクリエーション / 生活構造
Research Abstract

この研究では、新潟県の燕温泉を対象にして、その歴史的変遷過程を調査し、変遷過程の特徴を明らかにした。奨励研究(A)の補助金で、コンピューターと内蔵ハードディスクを購入したことにより、現地開き取り調査と文献調査によって得られたデータを、時系列上に系統だって、蓄積および解析することが可能となった。具体的には、燕温泉の歴史的変遷について、生活構造、日常生活施設、観光レクリエーション施設、土地利用状況、レクリエーション利用形態(温泉、登山、スキー)等の5項目から、その変遷の特徴を明らかにし、調査結果をコンピューターに入力した後に、年次別の図に加工できた。得られた変遷の特徴を以下に記す。
(1)温泉の発見から集落の形成までは、まず、温泉の利用が起こり、浴槽等の施設ができ、その後、利用者を相手にする形でサービス業としての生活が始まっており、「利用→利用施設→生活」という順序で発展した自然発生型の温泉地である。(2)集落が形成されてからは、燕温泉の住民生活が、燕温泉利用者へのサービス業で支えられているために、まず、利用施設を整備し、次に、生活施設の整備という順番で、施設整備が行われてきた。(3)利用と利用施設の関係を見ると、1960年頃までは利用が先行し、この利用の実態をふまえた形で施設がつくられていたが、その後、利用施設を整備し、この利用施設から利用を誘導する形に変化した。このことにより型にはめられた利用が行われるようになっている。(4)立場条件のため、必要最低限の開発しかなされず、素朴な湯治場であったが、自動車道の開通により独立が解消し、徐々にではあるが都市的な性格がもたらされつつある。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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