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シンビジュームPLB_Sの増殖過程におけるCa2^+の吸収利用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05760035
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 園芸・造園学
Research InstitutionMeijo University

Principal Investigator

平井 潤  名城大学, 農学部, 助手 (40189816)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1993: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
KeywordsシンビジュームPLB_S / 培地成分の吸収利用 / Ca^<2+>吸収 / K^+ / Ca^<2+>比 / 増殖
Research Abstract

シンビジュームPLB_Sの増殖過程における培地成分の吸収量を測定し、Ca^<2+>の吸収量が少ないことを見いだした。しかし、この結果は、培養液の分析を行ない間接的に求めた、いわぬる‘見かけの吸収量'から推定したものであった。そこで、本年度は、培養中のPLB_Sを採取、分析することにより直接吸収量を測定した。その結果、シンビジュームPLB_Sの増殖段階は、個々のPLBが肥大する生長と、数が増加する生長の2段階があり、それぞれの生育段階に応じて、培地成分が吸収、利用されていることがわかった。すなわち、個々のPLBは、数を増加する前に、培地成分を活発に吸収して体内に蓄積し、その後、新しく形成されたPLB_Sに分配していた。しかし、Ca^<2+>の吸収量は少なかった。そこで、基本培地中のK^+とCa^<2+>の割合だけを変えることにより、K^+による、Ca^<2+>の吸収に対する拮抗作用が抑制されて、PLB_SはCa^<2+>を多く吸収できると考え実験を行なった。しかし、全濃度が80me/lと高かったため、K^+の絶対量が多くなり、あるいは、K^+/Ca^<2+>比の変化の範囲が1/2〜2/1と小さかったために、Ca^<2+>の吸収促進を行うことができなかった。ただ、K^+/Ca^<2+>比を低くし、Ca^<2+>の量を増加すると、過剰な養水分の吸収が抑制され、充実したPLB^Sを得ることができ、逆に、K^+の量が増加すると、乾物やでんぷんの含量が新鮮重の増加に伴わず、未熟なPLB_Sが形成されることがわかった。
以上のように、本実験においては、シンビジュームPLB_SへのCa^<2+>の吸収量を増加させることはできながた。しかし、培地成分の吸収や、でんぷんの蓄積がK^+/Ca^<2+>比により影響を受けることが明らかになり、今後、培地濃度の検討や、K^+/Ca^<2+>比の範囲の拡大、同じ2価陽イオンであるMg_<2+>との比を変えることにより、Ca^<2+>の吸収が促進できると推察した。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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