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染色体かき取りならびにRAPD法を用いた家蚕の性染色体同定に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05760046
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 蚕糸・昆虫利用学
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

佐原 健  北海道大学, 農学部, 助手 (30241368)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords家蚕 / 染色体地図 / 性染色体 / 限性黄繭系統 / RAPD / PCR / サザンハイブリダイゼーション / マイクロマニピュレータ
Research Abstract

家蚕において発見された多数の突然変異より作成された染色体地図と、実際の染色体との対応関係を明らかにするための一端として、性染色体の同定を試みた。
W染色体に第二染色体の一部が転座した限性黄繭系統卵母細胞にみられる不相称な染色体対をマイクロマニピュレータにより一部かき取った。lambdaファージを用いてこの断片のクローニングを試みたが、かき取ったDNA量が不十分であったためか、ライゲション効率は非常に低かった。現在、かき取る染色体数を増加させ、上記の方法にて性染色体由来のDNA断片をクローニング中である。
次に日本種系と中国種系2品種の雌雄各々のクロモソームDNAをテンプレートとし、75種類の10merプライマーを用いてRAPD-PCRを行った。合計150組の増幅DNAのうち3組のRAPDsに雌雄差が認められた。これらのDNA断片のうち1つはクローニング用ベクターで単離した後、クロモソームDNAにサザンハイブリダイゼーションを行ったところ、雌雄双方にシグナルが認められ、Zもしくは常染色体由来であることが明らかになった。現在、家蚕3倍体ZZZ雄ならびにZWW雌由来のクロモソームDNAへのサザンハイブリダイゼーションを行う準備を進めている。これらの細胞あたりのZ染色体は3倍異なることから、同量のDNAに対するプローブのハイブリダイゼーション効率により、プローブDNAの由来がZ染色体か否か明らかとなると考えられる。また、残りの2種については、現在クローニングを行っている。
マイクロマニピュレータによってかき取れる染色体はごく僅かであるため、計画された2つの方法を組み合わせた方法を今後、考慮する必要があると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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