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土壌中の各種キノン系色素の分布特性とその支配要因に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05760053
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Plant nutrition/Soil science
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

藤嶽 暢英  神戸大学, 自然科学研究科, 助手 (50243332)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsアンスラキノン / ペリレンキノン / 土壌有機物
Research Abstract

土壌中に存在するキノン系色素(アンスラキノン誘導体およびペリレンキノン誘導体)の分布は、土壌中の他の有機化合物の分布様式と異なることが指摘されている。しかし、各キノン系化合物の分布様式に規則性があるのか、規則性を支配する要因は何であるのかについては不明である。そこで、以下の研究を計画・実施したので得られた成果を報告する。
1.土壌で主要なアンスラキノン誘導体およびペリレンキノン誘導体の定量法の開発
まずはじめに定量法の開発を試みた。その結果、土壌のクロロホルム抽出液をTLCに供し、2ステップ展開法で展開した後にデンシトメトリーで分析することで、6種類のアンスラキノン誘導体が同時定量可能となることを見出した。この方法は極めて簡便で、かつ、広範囲な検出域をもつ画期的な方法であった。(この結果は現在投稿中)-方、ペリレンキノン誘導体については腐植抽出液をゲル担体を用いた遠心法で分画し低分子画分をジアゾメタンで処理した後に箱守法で完全メチル化を行い、これをFPLCに供することで初めて定量が可能となった。(この結果については現在投稿準備中)
2.土壌中のキノン系色素の分布特性の解明
1.で開発したアンスラキノン誘導体の定量法を用いて、黒色土20地点、褐色森林土18地点の表層土壌の試料についてアンスラキノン誘導体の分布特性を調べたが、規則性は見られなかった。しかしながら、土壌断面内の垂直分布をみると、6種の化合物が表層集積型と次表層集積型の2つのタイプに大別できることを見出した。(この結果は現在投稿中)-方、ペリレンキノン誘導体についてはアンスラキノン誘導体の定量法とくらべて多段階の操作が必要なため、処理したサンプル数が少なく現在データを構築中である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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