O-特異性坑源リポ多糖中に含まれる新規アミノデオキシ化糖の立体配座決定法の開発
Project/Area Number |
05760088
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bioproduction chemistry/Bioorganic chemistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
西田 芳弘 東北大学, 農学部, 助手 (80183896)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | アミノデオキシ化糖 / 立体構造 / 不斉誘導体化試薬 / 抗生物質 / TBMBカルボン酸 |
Research Abstract |
O-特異性抗原多糖中発見された、3-アミノデオキシグルコース、並びに抗生物質中に含まれる4-アミノ、6-アミノデオキシグルコース等のアミノデオキシ化糖の完全立体化学を決定する分析法の開発を試みた。 まず、分析試料となる各種アミノデオキシ化糖、オリゴ糖の酵素的手法、並びに化学合成法による調製を試みた。特に、酵素法によりガラクトシルトランスフェラーゼを用いたアミノデオキシ化糖を含む2糖の新しい合成法を開発した。^<5、6)> また、アリルアルコールとガラクトースを用いた新化学反応を発見した。^<2、3)> 分析試薬として、筆者が開発した(+)-TBMBカルボン酸を各種アミノデオキシ化糖にラベル化する反応系を2通り(方法1と方法2)考案し、その条件を設定した。方法1は直接アミノ基に、方法2では糖のアノメリック位にTBMBを導入する方法であり、得られたそれぞれのラベル化糖をNMRとHPLによって分析を試みた。その結果、方法1とNMRにより、アミノ基の位置、立体配置並びに、糖の全構造が容易に決定可能である事が確認された。方法2とHPLCによっては、アミノデオキシ化糖のD,L-構造が、数ピコモル量で決定できる事を確認した。さらに、本法をルチン、カナマイシン中の糖完全構造の分析に応用しそれを行うことに成功した。^<1)> 不斉識別試薬として、TBMBカルボン酸以上に高い識別能を有する新試薬(+)-TBBカルボン酸を設計しそ合成に成功した。^<4)>
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)