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レチノイドによる肺線維化の制御

Research Project

Project/Area Number 05770138
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Experimental pathology
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

飯嶋 達生  筑波大学, 基礎医学系, 助手 (40222799)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords肺 / 線維化 / レチノイド / 肺間質細胞
Research Abstract

レチノイドによる肺線維化の制御について1.ラット肺間質細胞培養株を用いたin vitro実験及び2.パラコート障害ラットによる肺線維化動物モデルを用いたin vivo実験を行った。
〔結果〕
1.ラット肺間質細胞培養株を用いたin vitro実験
(1)培養肺間質細胞をパラコート障害ラット肺の肺胞マクロファージ順化培地で増殖を促進させた条件下でレチノイン酸は肺間質細胞の増殖を抑制した。
(2)肺間質細胞の遊走を促進させる条件下においてもレチノイン酸は遊走わ抑制した。
(3)活性化肺間質細胞の増殖、遊走因子の産生(オートクリン機構)はレチノイン酸により抑制された。
(4)肺間質細胞にPDGF,IGF-1,bFGF,IL-1を組み合わせて添加し増殖を抑制させる条件下でレチノイン酸はこれら4種類の増殖因子による増殖促進効果を抑制した。
2.パラコート障害ラットによる肺線維化動物モデルを用いたin vivo実験:
予めレチノールを投与したラットにパラコートで肺胞障害を生じさせた後、ラツト肺の組織形態学的観察及び画像解析装置を用いた肺線維化の結果、レチノール投与量の多いラツトほど肺線維化量は有意に少なかった。
〔考察〕
今回、レチノイドは肺間質細胞の増殖、遊走を抑制することで肺線維化を制御することが可能であることが明らかとなった。レチノイドの増殖抑制機構として4種類の増殖因子との関係を検討したが特異性が無くsecond messenger以後の機構が関与していると考えられた。現在、レチノイドと細胞増殖に関係するc-myc等の遺伝子発現との関係、及び細胞間基質産生に対するレチノイドの作用について検討を行なっている。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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