Project/Area Number |
05770221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Virology
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Research Institution | 国立予防衛生研究所 |
Principal Investigator |
岡田 義昭 国立予防衛生研究所, 細菌・血液製剤部・輸血病態室, 研究員 (80233352)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | チミジンキナーゼ / インターフェロン / ガンシクロビル / レトロウイルスベクター |
Research Abstract |
ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼ(TK)やインターフェロン(IFN)の遺伝子をレトロウイルスベクターに組み込み、細胞や個体に導入することでレトロウイルス感染症の治療(主に母子感染)応用できるか検討した。 1.TK プロモーター領域やポリA領域を除去し、レトロウイルスベクターに組み込み、TKを持つリコンビナントウイルスを得た。これを線維芽細胞株やColon 26細胞株に感染させることでTKを導入した。抗ヘルペスウイルス薬であるガンシクロビルを加え、TKの活性を検討した。これらの細胞株は、1000倍から20000倍の高感受性を示し、臨床で使用される投与量で完全に死滅した。in vivoにおいてもTKを導入した腫瘍細胞は通常量のガンシクロビル投与にて消失した。このようにTK導入によって、細胞はガンシクロビルに対し高感受性になることが証明された。母子感染した児の発症を阻止するためには、ヘルパーウイルスによってTKを持つリコンビナントウイルスがレスキューされ、増殖されることが必要であるが残念ながらレスキューは確認されなかった。ヘルパーウイルスに類似したベクターの改良が必要と思われた。 2.IFN IFNをマウスエイズウイルスの持続感染株に加えたところ、ウイルスの産生量が1/100に低下した。一方、非感染細胞をIFNで前処理することでウイルスに対し、100倍以上抵抗性になった。しかし、抗ウイルス活性が強力なため、レトロウイルスベクターに組み込んでもリコンビナントウイルスは得られなかった。遺伝子を導入することよりもリコンビナントIFNを投与するほうが治療に有効と思われた。
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