Project/Area Number |
05770239
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute for Neuroscience |
Principal Investigator |
荻本 真美 (財)東京都神経科学総合研究所, 微生物学・免疫学研究部門, 主事研究員 (80158609)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | B細胞レセプター / アポトーシス / programmed cell death(PCD) / CD45 / サブトラクション / 未熟B細胞 / アポトーシス制御遺伝子 |
Research Abstract |
未熟B細胞を特異抗原あるいは抗IgM抗体(alpha-mu)で刺激することにより、アポトーシスの特質を備えたプログラムされた細胞死(PCD)がもたらされたことが知られており、自己抗原に対する免疫寛容導入のin vitroでのモデルとして注目されている。PCD誘導の際には、新たなmRNA、蛋白合成を必要とするが、その詳細な分子機構については不明な点が多いことから、本研究ではサブトラクション法を用いてPCDの際に発現が変化する遺伝子群の同定を試みた。今年度は、主としてサブトラクションライブラリーの作成およびサブトラクション効率の検定を行った。 (1)マウス未熟B細胞株であるWEHI-231由来で本研究室で樹立したCD45陰性変異株である10-5細胞においてalpha-mu刺激によりPCD誘導が強く認められた。 (2)10-5について、alpha-mu刺激、未刺激後24時間の細胞よりpoly(A)RNAを抽出して、2本鎖cDNAを合成しそれぞれ-cDNA、+cDNAとした。 (3)(+)-(-)と(-)-(+)との両方向からのサブトラクションを2回行ったところ、それぞれ対照群に比べて目的遺伝子群は10倍以上に濃縮されていた。 (4)(+)-(-)サブトラクシヨンライブラリーからPCDに際してup-regulateを受ける候補遺伝子クローンを単離し、現在その塩基配列も含めて解析中である。
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