Project/Area Number |
05770283
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
森河 裕子 金沢医科大学, 医学部, 講師 (20210156)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 工場労働者 / 作業態様 / 循環器疾患 / 危険因子 |
Research Abstract |
某製造工場従業員を対象に、労働態様の変化が動脈硬化性疾患の危険因子に及ぼす影響を調査検討した。 対象企業は富山県東部の農村地域に位置する。毎年35歳以上の全従業員を対象に血圧、血清脂質、血糖、グリコヘモグロビンなどの成人病検診を行っている。1993年度は検診と合わせて、アンケート調査を行い、過去3年間の配置転換の有無や仕事の責任や仕事量の変化などの労働態様についても調査を行った。今回は男性従業員2418名を対象に、労働態様と検診成績との関連を検討した。 年齢補正した上で、各検査所見を職種間で比較した。職種間で有意差が認められたのは、BMI、拡張期血圧、尿酸、gamma-GTRで、いずれも管理職で有意に高かった。労働時間を10時間以上と10時間未満に分けて比較すると、FBSとHbAICは10時間以上が未満に比べて高かった。交代制勤務の有無や配置転換の有無、過去3年間の仕事量の増加や仕事上の責任の増加の有無、精神的、肉体的疲労度についてもそれぞれ年齢補正した上で比較したが、差はみられなかった。労働態様の変化によって検査成績に有意差が認められなかった原因として、それぞれの要因がかなり職種に規定されるためと考え、それぞれの職種について、労働態様別に比較したが、やはり有意な差は認められなかった。
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