Project/Area Number |
05770366
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
木村 裕之 慶應義塾大学, 医学部・消化器内科, 助手 (00225054)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Nitric oxide / Nitric oxide Synthase / 虚血再潅流 / 消化管粘膜 |
Research Abstract |
虚血再潅流時における粘膜のNitric Oxide Synthase(NOS)の活性変化について研究を行なったが、現在までのところn数は少ない為、確定的なことは結論づいていないが、胃粘膜においては虚血再潅流直後にはconstitutive type NOS活性の軽度上昇を認め、再潅流後30分ではconstitutive type NOS活性の低下を認めることが判明している。また、inducible type NOS活性は再潅流直後には活性の著名な変化を認めていないが、再潅流後30分では軽度の上昇を認めている。小腸粘膜においても、NOS活性は胃粘膜とほぼ同様の活性変化を呈し、虚血再潅流直後にはconstitutive type NOS活性の軽度上昇と、再潅流後30分でのconstitutive typeの活性低下を認めている。inducible type活性は再潅流直後には活性の変化はないが、再潅流後30分では軽度の上昇を認めた。小腸におけるパイエル板部とそれ以外の粘膜のNOS活性変化は測定を行なっても、差は現在までのところ認めておらず、実験の操作上のpreparationの問題等があるものと思われ、今後も実験を継続してゆく方針である。虚血前の状態(control)ではNOS活性は胃・小腸のそれぞれの粘膜においてconstitutive type優位の活性と呈しており、これは諸文献の結果と一致している。また、今後の発表等のは、一部ではあるが、消化器病学会・腸管作動物質学会等にて平成6年度内又は継続してそれ以後に発表してゆく予定としている。
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