| Project/Area Number |
05770416
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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| Allocation Type | Single-year Grants |
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| Research Field |
Neurology
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
佐光 一也 東北大学, 医学部, 助手 (20241630)
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| Project Period (FY) |
1993
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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| Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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| Keywords | EAE / VLA-4 / CD4 / CD45RC |
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| Research Abstract |
抗接着分子抗体の一つである抗VLA-4抗体を用いて能動実験的アレルギー性脳脊髄炎(EAE)の発症抑制効果について検討した。
(1)Lewis ratにモルモット脊髄ホモジェネートを抗原として急性EAEを作成、感作日を0日として臨床症状をスコア化して観察した。未治療EAE群は平均10.4日で発症、13.1日で症状のpeakを示した後28日目までに回復した。EAEの脊髄病変部の浸潤リンパ球はmemory CD4T細胞(CD3+、CD4+、CD8-、CD45RC-)が優位となり、末梢血リンパ球と比較してVLA-4発現量の増加傾向がみられた。
(2)未治療EAE群と同様に感作を行い、抗ラットVLA-4抗体(1mg/匹/日)をinduction phase(感作後1-3日)またはeffector phase(感作後8-10日)に腹空内投与して臨床スコアを観察した。同日程で等量の生食水または他種単クローン抗体(OX-7)を投与し、対照群とした。抗VLA-4抗体はeffector phase投与時にEAE発症を遅延(平均13.8日、対照群は未治療群と有意差無し)し、臨床症状も軽症化したが、induction phase投与時の発症抑制効果は明らかでなかった。
(3)未治療EAE群では、発症時に末梢血リンパ球減少、CD3、CD4、CD4+CD45RC+(naive CD4)細胞の減少がみられた。抗VLA-4抗体をeffector phaseに投与すると、これらの変化は軽減する傾向にあったが、対照群と比して明らかなT細胞亜分画の有意差は得られなかった。
従って、抗VLA-4抗体はラットEAEのeffector phaseを抑制し、その効果は末梢血より中枢神経病巣へのeffector細胞の移動を阻害する事によると考えられた。
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