Project/Area Number |
05770479
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
佐藤 清貴 北里大学, 医学部, 助手 (40225933)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 心筋 / ミトコンドリア / ケトン体 / 酸化還元調節 / 呼吸調節 |
Research Abstract |
【目的】ケトン体が心筋エネルギー代謝に及ぼす影響をTCA回路を中心に検討した。 【方法】ラット摘出を、0.05U/mlインスリン(I)、5mMケトン体(K:4mM sodium Dbetahydroxybutyrate + 1mM sodium acetoacetate)および両者(IK)の3条件下にランゲンドルフ変法working modeにて灌流した。動静脈酸素分圧格差より心筋酸素消費量(VO_2)を算出した。また、心筋を融解し酵素法にて細胞内代謝産物を測定した。 ケトン体灌流心では、心筋酵素消費量の増大、ミトコンドリア内リンの著明な減少、NAD/NADH比の上昇が示された。また、ミトコンドリア内コハク酸の減少、アセトアセチルCoAおよびアセチルCoAの上昇も認められた。 【総括】ケトン体は、心筋酵素消費量およびミトコンドリアNAD/NADH比を増大させた、呼吸調節に関与していることが示唆された。この際ミトコンドリアンの減少と、スクシニルCoAより、アセトアセチルCoAおよびアセチルCoAへと代謝されるTCA回路をバイパスする系が活性化されていることがが示された。
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