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川崎病における心筋交感神経機能の経時的評価

Research Project

Project/Area Number 05770510
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

堀米 仁志  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50241823)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords川崎病 / 冠状動脈瘤 / 心筋シンチグラフィー / 交感神経機能 / MIBG
Research Abstract

川崎病既往児15例(年齢:4〜20歳、平均10.2歳、発症から検査までの期間:3〜19年、平均8.7年)を対照として^1^2^3I-MIBG心筋シンチグラフィを施行し、そのSPECT像をジピリダモ-ル負荷^2^0^1TI-CI心筋像及び冠動脈造影所見と比較検討し、以下の結果を得た。1.左冠動脈に有意(≧75%)狭窄病変を伴った症例は3例で、左前下行枝完全閉塞後再開通例、回施枝90%狭窄例及び左主幹部の75%狭窄例が各1例であった。いずれも負荷TI像で左冠動脈の責任領域に取り込み低下が認められ、再分布した。MIBG像は前2者では取り込み低下領域がTI像よりも広範囲(それぞれ中隔から下壁に、心尖から中隔に及ぶ)で、必ずしも責任領域と一致しなかった。他の1例では負荷TI、MIBG像ともに心尖部に取り込み低下が認められた。2.右冠動脈に有意の狭窄病変を伴った症例は2例で、完全閉寒後再開通の1例では負荷TI、MIBG像ともに下壁から心尖部にかけて取り込み低下が認められた。他の1例では責任領域に異常は認められなかった。3.狭窄を伴わない冠動脈瘤のみの症例(左右冠動脈合わせ、巨大冠動脈瘤を含む)は6例であった。負荷TI像で明らかな取り込み低下が認められたのは2例であったが、MIBG像では6例全例に取り込み低下領域が認められた。4.冠動脈造影が正常または拡大のみの症例は4例で、過去に多発動脈瘤があった1例を除いて負荷TI、MIBG像ともに正常であった。以上をまとめると、多くの症例では負荷TI心筋像よりもMIBG心筋像(特に遅延像)の方が取り込み低下領域が広範であり、川崎病遠隔期症例では急性期の心筋炎などの影響により、血流の正常な心筋においても交感神経機能異常(除神経状態)が残存している可能性のあることが示された。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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