Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
1.葉酸受容体のヒト表皮における発現 RT-PCR法により正常ヒト表皮及び乾癬病変部で発現が見られたが、我々の方法では発減量の差は評価できなかった。葉酸受容体に対するポリクローナル抗体を用いた組織染色では角層への被特異的染色により、局在を同定できず角層抗体の吸収などを試みている。 2.生理的条件下で細胞増殖に最小限必要な細胞当たりの受容体数の決定 葉酸受容体cDNAを含む発現ベクターをPAM212細胞にトランスフェクトし葉酸結合能を指標にし幾つかの葉酸受容体発現クローンを得た。各クローンの結合能(pmole/106cells)は,vector alone PAM212:0.00(surfface),0.04(ineternal),FR-1:0.04,0.11,FR-2:0.19,0.10,FR-3:1.10,0.35であった。これらのクローンにつき現在受容体数を解析中である。また生理的葉酸濃度下における増殖能を解析している。 3.各種クローンに対するMTXの感受性の解析 vector aloneのMTXに対するLD50は300nMであったのに対し、FR-3では100nMと低下していた。このことはMTXは葉酸受容体を介しても効率的に細胞内に取り込まれていることを示唆している。今後、FR-3のMTX結合能を調べる予定である。
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