Project/Area Number |
05770590
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高橋 和宏 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (20226822)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | SCIDマウス / 乾癬 / ランゲルハンス細胞 |
Research Abstract |
4例の乾癬患者皮疹部皮膚、6人の正常人健常皮膚をSCIDマウス背部へ植皮膚施行した。約15mm四方の皮膚(厚さ14/1000インチ)を植皮片に用いた。植皮術4週目健常皮膚植皮部は周囲のマウス皮膚と境界明瞭に異なり光沢のある褐色局面を呈した。組織学的に境界はマウス皮膚よりスムーズに移行しており厚い表皮線維成分の多い真皮が生着していた。免疫組織学的所見でOKT6陽性の細胞が表皮内に散在しており、ランゲルハンス細胞の存在と確認した。その後、21週まで生着を確認し、その時点でも尚表皮内にランゲルハンス細胞は存在していた。 乾癬皮疹部皮膚を植皮した部位は植皮術4週の時点で形態学的には角層の肥厚した褐色調の局面を呈しており、組織学的に角層のpavakeratosis表皮の肥厚、細胞浸潤が認められた。その後経時的にこの表皮肥厚は薄くなる傾向にあった。また正常部位は21週まで確認できたが、それに比較して、乾癬皮疹部は早期に縮小脱落する傾向にあった。
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