NF1-GAPrelated domain(NF1-GRD)の遺伝子解析
Project/Area Number |
05770648
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
澤田 俊一 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50187291)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | NF1遺伝子 / 癌抑制遺伝子 / GAP / NF1-GRD / PCR-SSCP |
Research Abstract |
神経線維腫症1型(NF1)責任遺伝子がクローニングされ、そのcDNAから予想される蛋白質の相同性解析の結果,NFl蛋白が癌遺伝子産物rasの不活化を促進するGTPase activating protein(GAP)活性を有していることが明らかにされた.この発見により現在NF1遺伝子は癌抑制遺伝子に分類されている.NF1-GAP related domain(NF1-GRD)内にはalternative splicing機構によって2種類の転写産物が作られ,そのsplicingの変化は神経系細胞の分化と深く関わっている.GRDのalternative splicing制御異常によって分化異常(NF1の発症や腫瘍の形成)を来す可能性も考えられ,GRDでの遺伝子変異はホットスポットといえる.我々はすでにPCR-SSSCP法を用いて50試料を解析し,CnRDより3'端側のLOH変異をNF1患者に生じた悪性神経鞘腫で見つけている.便なる解析でGRDでの遺伝子変異を検索する. 現在NF1遺伝子には50のexonがあることが報告されているが,初期に報告された4つのexonについてすでに解析を行い上記報告をした.今回はこの方法でさらにNF1-GRDについてプライマーを設定しPCR-SSCP解折を行った.前出の50試料について検索を行っているが,現時点では変異を検出していない.今後とも多数の試料ならびにexonについて検索していく予定である.
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)