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気道狭窄性病変に対する被覆金属ステントの有用性とその被覆素材に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05770670
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research Institution福井医科大学

Principal Investigator

木本 達哉 (1994)  福井医科大学, 医学部, 助手 (70225077)

木本 達也 (1993)  福井医科大学, 医学, 助手

Project Period (FY) 1993 – 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords被覆金属ステント / バイオブレン / ポリウレタン / 気道狭窄性病変
Research Abstract

気管、気管支系に対する被覆金属ステントの生体適合性を探るために、被覆を施さないステントのみを留置した群、バイオブレンにて被覆したステントを留置した群、ポリウレタンにて被覆したステントを留置した群、3種の家兎において各々留置後2週間後と4週間後とに屠殺解剖し、合計6群にて比較検討を行った。対照としては頚部の切開及び気管へのステント留置用のシース挿入のみを行った家兎を使用した。1群の固体数は2匹とした。
結果として、対照及び被覆を施さないステントを留置した群では、穿刺部及びステント留置部には粘膜面の変化はほとんど認められず、ステント留置手技及びステント単体においては何ら問題となる変化は生じないと考えられた。一方、バイオブレンにて被覆したステントを留置した群の内1匹が12日目に死亡した。その他は予定の期間生存し解剖がなされたが、バイオブレン、ポリウレタンともに被覆したステントの留置された気管は非常に強い炎症性の変化を示し、同部内腔の狭少化が認められた。また、気管周囲には腫瘍形成が著明で、多くの固体では頚部皮下にも広く及んでいた。これらの変化はステントの被覆が局所の感染を生じ、その周囲への波及と共に内腔の狭窄をも招き、ひいては固体の死亡につながることを示していると考えられた。これは少なくとも上記の素材による被覆ステントは使用不可能なことを示しており、このため移植腫瘍の内腔への進展に対する阻止効果を期待した実験は実施できなかった。しかし、今回の結果は気管においての被覆ステントの留置がかなりの問題点を抱えていることを示し、非常に有用な情報が得られたと考えている。現在、ステント周囲の変化を組織学的に詳しく検討中であるが、それにより今回の致死的な変化の機序を探ると共に、今後、実用可能な素材を求めて更に実験を重ねる予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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