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細胞内情報伝達系を通してみたうつ病におけるセロトニン1Cレセプターの役割の研究

Research Project

Project/Area Number 05770730
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychiatric science
Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

土山 幸之助  大分医科大学, 医学部, 助手 (80197730)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsうつ病 / セロトニン1Cレセプター / 細胞内情報伝達系
Research Abstract

【研究目的】今回の研究ではうつ病におけるセロトニン1Cレセプターの役割を解明しようとすることを目的とした。セロトニン1Cレセプターは細胞内情報伝達系としてイノシトール-3燐酸-Ca系と連関し、セロトニン1Cレセプター刺激により細胞内Caの増加がおこる。そこで実際には、培養細胞を用い、セロトニン1Cレセプター刺激性細胞内Ca増加反応に及ぼす抗うつ薬の作用を測定した。
【方法】(1)生後5日目のラットの海馬を取り出し、酵素処理にて分散させた後培養する。
(2)培養液中にセロトニンを溶解し、培養細胞に灌流することによって、ケタンセリン存在下に作用させ、細胞内Caの上昇を確認する。細胞内Caの測定は、蛍光顕微鏡一画像解析システムにて行う。
(3)セロトニン1Cレセプターの拮抗薬で前処置した培養細胞を用い、(2)と同様の方法にて、細胞内Ca濃度を測定し、セロトニン刺激性細胞内Ca濃度増加がセロトニン1Cレセプターを介したものであるか否かを調べる。
(4)抗うつ薬デシプラミン、ミアンセリン、フルオキセチン、マプロチリンをあらかじめ灌流投与し、上記(2)と同様の方法にて細胞内Ca増加反応を調べ、これらの抗うつ薬の作用を調べる。
【結果】セロトニンにより、細胞内Caの増加を認め、これがセロトニン1Cレセプターによるものであることを確認した。現在このセロトニン1Cレセプター刺激性Ca増加反応に対する、抗うつ薬の拮抗作用及び培養液中に加えた抗うつ薬慢性曝露こ影響について検討中である。なお、抗うつ薬のセロトニン1CレセプターのmRNA発現量に与える効果を、PCR法応用して検討中である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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