Project/Area Number |
05770731
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
山田 健児 大分医科大学, 医学部, 助手 (30210446)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | セロトニン / 5-HT1Aレセプター / 5-HT2レセプター / 機能的相互作用 / DOI / 8-OH-DPAT |
Research Abstract |
我々は、うつ病におけるセロトニン(5-HT)系の役割について研究を行ってきた。今回は、5HTレセプターのサブタイプである5HT1Aおよび5HT2レセプターの機能的相互作用についてin vitroで検討した。5HTは5HT2レセプターを介して細胞内カルシウムを濃度依存的に増加させた。またこの増加は5HT2レセプターのアンタゴニストであるケタンセリン、スピペロン、メスレルジンおよびリタンセリンによって抑制された。また5HTおよび5HT_2アゴニストであるDOIの持続的投与は、5HTによる細胞内カルシウムの増加を継時的に抑制した。またプロテインカイネースCアクチベータ-であるホルボルエステルおよびメゼレリンの前投与は、5HTによる細胞内カルシウムの増加を抑制した。またカルシウム・カルモジュリンのアンタゴニストであるW5、W7も同様に5HTによる細胞内カルシウムの増加を抑制した。5HT1Aレセプターのアゴニストである8-OH-DPATの前投与は、5HTによる細胞内カルシウムの増加を抑制した。これらのことから5HT1Aおよび5HT2レセプターの機能的相互作用が示唆された。
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