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NIDDMにおけるT細胞減少とインシュリンレセプター分子の発現との関連

Research Project

Project/Area Number 05770774
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 内分泌・代謝学
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

石原 学  横浜市立大学, 医学部, 助手 (90244425)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords糖尿病 / T細胞サブセット / フローサイトメトリー / インスリンレセプター
Research Abstract

肥満、NIDDM患者では、そのインシュリン抵抗性の程度に関連しT細胞の数、反応性とも減少することをこれまで報告してきた。本年の研究では、cell sortorを用いてT細胞及びそのサブセットを分取し、T細胞マイトジェンである固相化抗CD3抗体刺激、未刺激状態下での個々のサブセットごとのインシュリンレセプターの発現を検討した。CD3陽性T細胞、CD4陽性helper T細胞、CD8陽性suppressor/cytotoxic T細胞、CDRO45陽性memorry T細胞、CD25陽性活性化T細胞の各々のサブセットごとのインシュリンレセプターの細胞表面への発現の程度は、正常者では、CD3陽性T細胞においては、affiniyt,bindingとも弱いながらも発現を認めた。CD4陽性helper T細胞とCD8陽性suppressor/cytotoxic T細胞との間には、インシュリンレセプター発現の程度に有意差を認めなかった。また、活性化マーカーであるCD25(1L-2受容体)、'memory cell'マーカーとされるCD45ROの発現の有無との関連は、特に認めなかった。肥満、NIDDM患者では、正常者に比しインシュリンレセプター発現の程度は強く抑制されていた。また、cell sortorを用いてサブセット分取後、固相化抗CD3抗体を用いて刺激するといずれのサブセットもインシュリンレセプター発現誘導に関して差を認めなかった。肥満、NIDDM患者では、グルコースクランプ法により判定したインシュリン抵抗性の程度に関連し、その発現誘導の抑制を認めた。また、PCRにより増幅、回収されたcDNA probeはその特異性を確認し、現在これを用いてnorthern blotによりインシュリンレセプターmRNAの発現をサブセットごとに検討中である。以上より、インシュリン抵抗性患者では、in vitroでのインスリンレセプターの発現抑制を認め、T細胞の減少、反応性低下と関連するものと推測された。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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