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動脈硬化の発生・進展機序の解明に関する研究-未知の血管平滑筋細胞遊走因子の検索-

Research Project

Project/Area Number 05770792
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 内分泌・代謝学
Research InstitutionNational Cardiovascular Center Research Institute

Principal Investigator

斉藤 能彦  国立循環器病センター研究所, 病因部, 室長 (30250260)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords動脈硬化 / 血管内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 / 遊走因子
Research Abstract

動脈硬化発生、進展機序の解明に関与する新しい因子を検索するに当たり、私は血管内皮細胞と血管平滑筋細胞の関連、特に平滑筋細胞の内膜側(内皮側)への遊走の重要性に注目し、血管内皮細胞培養上清から平滑筋細胞遊走因子を検索することにした。本年度は、前年度までに確立していた遊走活性の測定系の改良、および血管内皮細胞培養上清からの目的因子の部分精製に成功した。
まず平滑筋細胞の遊走活性をより効率よく検出するための改良を行った。以前はクラボウ社製の遊走活性を測定するchamberを使用していたが、この方法は一つのchamberに使用する細胞が多く、また遊走してきた細胞の定量化する際にも細胞を染色し顕微鏡下で実際に勘定する必要があった。これらのため一回のアッセイで48chamber以上使用するのは実際的でなく未知の因子を検索していくための測定法としては不十分であった。そこで新しくNcuroprobe社製の96-wellmulti-chamberを導入した。この装置は少量の細胞で測定ができるほか、遊走してきた細胞の定量化する際にも市販のELISAリーダーを応用することが可能で、飛躍的効率化され、一度に150サンプル以上処理することが可能となった。
血管内皮細胞培養上清を大量に処理して血管平滑筋細胞の遊走活性で部分精製を試みると、強力な遊走を活性を認めたが、以前の報告のようにこの半分以上は血小板由来成長因子(PDGF)に起因するものであった。しかし、PDGFを含まない分画にも遊走活性を認めた。この分画の活性をさらに検討すると非活性はPDGFと同等かそれ以上であることを確認した。今後はこの物質を単離同定する予定である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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