メサンギウム細胞のインターロイキン6受容体に関する研究
Project/Area Number |
05770827
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Kidney internal medicine
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
大沢 弘 弘前大学, 医学部・付属病院, 助手 (80223791)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | メサンギウム細胞 / 細胞培養 / インターロイキン6 / インターロイキン6受容体 / 細胞増殖 / ファイブロネクチン |
Research Abstract |
1.培養ヒト糸球体メサンギウム細胞(GMC)におけるInterleukin6受容体(IL-6R)遺伝子発現 GMCから抽出したPoly A RNAを用いたNorthen Blotで1.3kbのIL-6mRNAと5.0kbのIL-6R mRNAが認められた。どちらのmRNAのsizeともすでに報告されているものと一致していた。さらにLipopolysacharide(LPS)、IL-1、Tumor necrosis factor alphaおよびTrnasforming growth factor betaのIL-6およびIL-6Rの遺伝子発現に及ぼす影響を調べたところ、LPSとIL-1はIL-6mRNAの発現を増強したが、IL-6RmRNAの発現量は上記のいづれの刺激に対しても変化しなかった。 2.IL-6によるGMCの増殖とそのFibronection(FN)産生の刺激 HumanおよびMouse recombinant IL-6は濃度依存性にGMC増殖とGMCのFN産生を刺激した。このようなIL-6の効果は、可溶性IL-6Rでは抑制されなかったが、抗IL-6R抗体は濃度依存性に抑制した。 以上の成績よりIL-6によるGMC沿い増殖刺激作用とGMCのFN産生増加作用は、IL-6Rを介して作用であること、GMCのIL-6とIL-6Rの遺伝子発現は異なった機序で調節されている可能性等が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
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