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腎尿細管におけるG蛋白の役割について(アンチセンスを用いて)

Research Project

Project/Area Number 05770842
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Kidney internal medicine
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

早川 洋  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (70246437)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1993: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
KeywordsG蛋白 / アンチセンス / 腎尿細管 / K電流
Research Abstract

G蛋白に対するアンチセンスを用いて、G蛋白が腎尿細管(集合管培養細胞)の電解質輸送に直接影響を及ぼすか否かについて検討を行った。結果:G蛋白に対するアンチセンスはopen reading fromeとsplicingsiteについてGia,1,2,3およびGqの8種類を作成した。計画どおりアンチセンスをリン酸化して、細胞内で安定化し、48時間後に細胞全電流を検討したところ、Gi3およびGqはKイオンの輸送に直接影響を与え、K電流の低下または消失が認められた。
考案:以上のことからG蛋白受容体はsignal transductionばかりでなく、直接イオンの輸送を調節している可能性が考えられた。特に、尿細管ではホルモンの受容体が無いはずの管腔側にG蛋白が存在することが知られており、この役割に示唆を与える結果であった。さらにK電流へのG蛋白の影響は尿細管では初めての観察と考えられた。しかし、アンチセンスを打ち込んだ細胞を用い、RT-PCRによってG蛋白の発現を確認したところ、Gialpha3のアンチセンスを打ち込んだ細胞で、Gia3およびGqの両者のmRNAの発現が抑制されていた。また、Gqのアンチセンスを打ち込んだ細胞でも、同様にGia3およびGqの両者のmRNAの発現が抑制されていた。すなわち特異性に乏しい実験であった。このことはアンチセンスの限界であると共に、今後検討をしていく予定である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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