Project/Area Number |
05770873
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
和田 尚 岡山大学, 医学部, 助手 (70243459)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 免疫 / T細胞 / 皮膚移植 / 寛容 / キラーT前駆細胞 / 抗TCRVbeta抗体 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
1.TCRalphabetaモノクローナル抗体(alphabetamAb)25mugを正常C3Hマウスに1回静脈内に投与すると、脾臓T細胞は、8日目に0%となり、約40日目に100%に回復する。同時にBALB/cマウスの皮膚を移植すると、平均63日間生着する(非投与:平均13日間)。そこで、さらにalphabetamAb5mug/回/2週毎の連続投与を行うと、T細胞は40±15%に維持することが可能であったが、移植皮膚は平均71日で拒絶された。最終的には、移植皮膚生着のためにalphabetamAbは20mug/回/2週毎必要であり、これはT細胞を5%以下に維持する量であった。15EA02:一方、キラーT前駆細胞(pCTL)の頻度は、正常C3Hの1/11000に比して、皮膚拒絶後は1/1700と増加していたことから、移植皮膚を生着させるためには、pCTLの頻度を低く抑制するための高濃度のalphabetamAbの連続投与が必要であると考えられた。 正常C3HマウスにおいてBALB/cマウス皮膚の拒絶における効果細胞のVbeta使用の偏りを見たが、調べ得たVbeta3、6、8においては有意な偏りは見られなかった。 2.末梢Thy-1+細胞が減少しているC3H-TLトランスジェニックマウスでは、alphabetamAb1回投与によりBALB/cマウスの移植皮膚は永久生着した。このマウスでは、alphabetamAb投与後pCTLの頻度は1/135000(投与前:1/21000)と低値を維持したことが、移植皮膚が長期生着できた主因であると考えられた。
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