Project/Area Number |
05770925
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
吉田 隆典 大分医科大学, 医学部, 助手 (90220649)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | プロペラノロール / 食道・胃静脈瘤薬物治療 |
Research Abstract |
プロペラノロール(20mg)3T3×2週間、服用した前後の食道静脈瘤内圧の測定から、プロペラノロール有効群3例、プロプラノロール無効群5例と判定された。 (1)全身循環:心係数では、有効群は無効群に比べ高値を示す傾向が認められた。また、同時に、全末梢血管抵抗では、有効群は無効群に比べ、低値を示す傾向が認められた。 (2)胃壁循環動態:胃粘膜血流量では、有効群は無効群に比べ低値を示す傾向が認められた。また、胃粘膜下血流量では、有効群は無効群に比べ高値を示す傾向が認められた。 (3)肝門脈循環:門脈圧、門脈血流量の両者とも、有効群、無効群の間で有意差は認められなかった。 以上、対象症例数が少なく、有意差を認めるには至らなかったが、全身循環、胃壁循環動態ともに、循環亢進状態の著しいものほど、プロペラノロールが有効であるとの方向が示唆された。今後、症例数を増やし、検討を継続したいと考える。
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