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癌抑制遺伝子Krev-1による脳腫瘍治療効果の判定

Research Project

Project/Area Number 05771012
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cerebral neurosurgery
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

浅野 務  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (70222586)

Project Period (FY) 1993 – 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Research Abstract

ノザン・ハイブリダイゼーションにて、胎児ラットから初代培養した正常グリア細胞に比べC_6ラット・グリオーマ細胞では、ras癌遺伝子の発現が亢進していて癌抑制遺伝子Krev-1の発現が低下していることを既に確認していた為、まずこの系を用いて細胞周期とKrev-1の発現量の増減について調べて見た。正常グリア細胞とC_6グリオーマ細胞のG_0/G_1期・S期・G_2/M期の細胞をフロー・サイトメーターにてソーティングし、それぞれの細胞からAGPC法にてRNAを抽出し、rasとKrev-1のプローベを用いてノザン・ブロッティングをおこなった。結果、rasおよびKrev-1の発現の程度は、正常グリア細胞およびC_6グリオーマ細胞のどちらにおいても細胞回転の時期によって明らかな変化を示さず、前者でKrev-1が後者でrasが高い発現を示すことがわかった。
次に人間のグリオーマ細胞株T98G,U373MG,YKG-1を用いて、rasおよびKrev-1の発現の関係を調べてみた。しかしノザン・ブロッティングの結果、コントロールのC_6と比べるとT98G,U373MG,YKG-1では、Krev-1と同じくrasの発現も著しく低く、ほとんど確認できない程度であった。そこで、当科にてグリオーマの患者から採取した12例の凍結標本よりAGPC法およびGTC変法にてRNAを抽出し、同様にrasおよびKrev-1の発現を調べてみた。結果、コントロールのアクチンとP_<53>のバンドははっきりと出現するのに対し、やはりrasとKrev-1のバンドはアンクリア-となった。
この為、次にはRT-PCRとPAGEにてrasの活性化を伴う人グリオーマ細胞を模索するとともに、C_6を用いて抗癌剤や成長因子を加えた際の発現量の変化を調べる予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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