Project/Area Number |
05771037
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
池田 圭朗 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10222879)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ドレブリン / 細胞骨格 / 神経発生 / 遺伝子導入 |
Research Abstract |
申請者らが同定したドレブリンは神経系の発生過程で特徴的に発現する蛋白質であり、ヒトでは2種類の蛋白質アイソフォームEとAが確認されているが、ドレブリンAは分化した神経細胞のみに特異的に発現されている。既に申請者らは、L細胞にドレブリンA cDNAを導入してドレブリンを一過性に発現させると、神経突起様変化を生じるという実験結果を得ている。そこで、今回はメタロチオネインIプロモーターとドレブリンAcDNAを用いて非神経細胞にドレブリンAを発現を誘導し、さらにその発現量を変化させて、細胞形態の変化について細胞骨格、特にアクチンとの関連から解析を試みた。 メタロチオネインI(MTI)プロモーターを持つベクターにG418耐性遺伝子およびドレブリンA cDNAを組み込んだベクターをリン酸カルシウム共沈法により、L-cellにco-transfectし、G418をマーカーとしてドレブリン遺伝子導入細胞をクローニングしてtransformantを得た。こうして安定な形質転換線維芽細胞を確立し、Cdによってドレブリンを誘導発現させた。M2F6抗体を用いたwestern blotにより定性的に解析したところ、添加Cd量の増加に伴ってドレブリン発現量が増加した。このとき、細胞形態の変化は見られなかったが、免疫組織染色を行ってドレブリンとアクチンの細胞内局在の変化を見てみると、大部分の細胞においてストレスファイバーが複雑に交差するようになり、一部には太く蛇行するアクチンの束を認めた。
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