培養ヒト神経芽細胞腫におけるアミロイド前駆体蛋白mRNAの発現様式の変化
Project/Area Number |
05771041
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
広瀬 雄一 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (60218849)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | アミロイド前駆体蛋白 / 神経芽細胞腫 / alteanative splicing / アストロサイト / ミクログリア / conditioned medium / チミヂン取り込み能 |
Research Abstract |
1.胎齢20日ラット脳より、分離、培養した、アストロサイトおよびミクログリアのconditioned mediumと、10%fetal calf serum(FCS)を含むDMEMとを1:1で混和したものを培地として、培養ヒト神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞を3日間培養した後、RNAを抽出し、APPの全てのisoformを認識するprobeを用いて、Northern blotを行なった。その結果、グリア細胞conditioned mediumを加えた培地で培養した場合、同細胞における、APPmRNAの発現は、対照と比べて、明らかに増加している事が判明した。更に、逆転写酵素を用いて、先のRNAよりcDNAを作製し、PCR法により、各isoformの構成比を検討したところ、グリア細胞conditioned mediumを加えた培地で培養した場合、Kunitz-type protease inhibitor(KPI)領域を持つAPP(APP751、APP770)の著明な増加が認められた。一方、プラスミン、トロンビンといったserine proteaseを加えた1%FCS-DMEMにて培養したSH-SY5Y細胞についても、上記と同様に、APPmRNA発現様式の変化の有無を検討したが、明らかな差異は認められなかった。 2.SH-SY5Y細胞を、1%FCS-DMEMにて24時間培養した後、ヒトAPPcDNAを導入したCOSサル細胞培養上清から得られた、分泌型APP695およびAPP770を加えて培養し、同時添加した^3H-thymidineの、同細胞への取り込み能を検討した。分泌型APP770には、SH-SY5Y細胞のthymidine取り込み能を促進する効果が認められた。
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Report
(1 results)
Research Products
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