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原発性および続発性上皮小体機能亢進における摘除上皮小体組織の細胞学的検討

Research Project

Project/Area Number 05771173
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

山口 聡  旭川医科大学, 医学部, 助手 (40230354)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords原発性上皮小体機能亢進症 / 続発性上皮小体機能亢進症 / 免疫組織化学 / 上皮小体 / 細胞増殖能 / PCNA
Research Abstract

原発性上皮小体機能亢進症21例から得られた42腺,続発性上皮小体機能亢進症28例から得られた110腺、甲状腺手術時に摘出した正常上皮小体40腺を対象とし、Proliferating cell nuclear antigen(PCNA)の発現を免疫組織化学的に観察し、上皮小体細胞の増殖動態を検討した。免疫組織染色は、抗PCNA抗体を1次抗体として、標識ストレプトアビジンビオチン法により行い、染色結果の検討は、上皮小体細胞1000個中のPCNA陽性細胞の比率を、PCNA-Labeling Index(LI)として算定した。結果1.上皮小体機能亢進症では正常上皮小体に比し、PCNA-LIは有意に高値を示し、高度の細胞増殖能を有すると考えられた。2.原発性上皮小体機能亢進症でのPCNA-LIは、腺腫>原発性過形成>腺腫のnormal rim>腺腫以外の正常上皮小体の順であった。normal rimと腺腫以外の正常上皮小体は、腺腫や原発性過形成に比し有意にPCNA-LIが低値であり、さらに正常対照よりも低値であることから、これらは細胞増殖能が抑制された状態と考えられた。3.続発性上皮小体機能亢進症での組織構築別のPCNA-LIの比較では、結節性過形成がび慢性過形成より有意に高値であった。構成細胞別のPCNA-LIは、transitional oxyphil cellで最も高値を示し、dark chief cellでは他の細胞に比し有意に低値であった。oxyphil cellは従来増殖能が低いものと考えられていたが、今回の検討によりclear chief cellと同程度またはそれ以上の細胞増殖能を有すると考えられた。4.移植腺再発例では初回手術時よりPCNA-LIは高値を示し、増殖能が亢進した状態と考えられた。5.PCNA-LIは組織重量よりPTHと良く相関していた。FITC-PCNA/PIによる2-color flow cytometryは、条件設定の困難さから基礎実験の段階ではあるが、PCNA陽性細胞数が正確に算定される点で優れており、現在検討中である。これらの結果は第58回日本泌尿器科学会東部総会、第4回日本尿路結石症研究会、第320回日本泌尿器科学会北海道地方会で発表した。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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