Project/Area Number |
05771227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
井出 佳宏 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (80241602)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 接着分子 / CAR / CMAR / 婦人科癌 / 浸潤 / 転移 |
Research Abstract |
(1)ヒト末梢血リンパ球よりメッセンジャーRNAを抽出しcDNAライブラリーを作成した。CAR(cell adhesion regulator)遺伝子の5'端と3'端にそれぞれプライマーとして合成オリゴヌクレオチドを作成し、上述のcDNAをテンプレートとしてPCR(polymerase chain reaction)を施行した。増幅されたDNA分子を蛋白発現ベクターにクローニングし、大腸菌に移入し、CAR蛋白を発現させることに成功した。得られた発現蛋白をラットに免疫することにより抗CAR抗体を得た。これを用いて子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌などの手術標本の免疫組織染色を施行し、CAR蛋白の発現と局所について検討したいと考えている。 (2)子宮体癌細胞株10種より上記と同様にしてcDNAを作成し、PCRを施行したところいずれの細胞株でもCAR遺伝子が発現されているのが確認された。さらにこの遺伝子の塩基配列を決定したところ、報告されているものと完全に一致していた。今後、婦人科癌手術標本におけるCAR遺伝子のRNA発現レベル、DNA遺伝子異変などについて検討する予定である。 (3)クローニングしたCAR遺伝子をプローブとして用いることにより、婦人科癌の手術標本でのCAR遺伝子の発現を、in situ hybridization法で検出し、(1)や(2)の結果と比較したいと考えている。
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