子宮内胎児発育遅延における糖輸送担体発現に対する上皮成長因子の影響に関する検討
Project/Area Number |
05771293
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | The University of Tokyo (1994) Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology (1993) |
Principal Investigator |
亀井 良政 東京大学, 医学部, 助手 (00251265)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 胎児発育 / Epidermal growth foctor / グルコース / Glucose transporter / 胎盤 |
Research Abstract |
妊娠マウスの中期に両側顎下腺切除を行うことによりEGF欠乏が発症した。この動物モデルでは、子宮内胎仔死亡の発生率が高く、また胎盤重量には影響を及ぼすことなく、asymmetrical IUGRがもたらされることを明らかとした。(Am.J.Physiol.vol.264,R597-R600,1993) このEGF欠乏によるIUGRモデルでは、母獣のグルコース濃度には影響が見られないものの、胎仔では血中及び臓器(脳,肝臓)中のグルコース濃度が低下していることが明らかとなった。また、非代謝性グルコースである^3H-2-deoxyglucose(^3H-2DG)並びに非代謝性アミノ酸である^<14>C-aminoisobutylic acid(^<14>C-AIB)同時母獣投与では、このIUGRモデルでは^3H-2DGの胎盤通過性が選択的に障害されていることを明らかとした。(投稿中) さらに、これらの病態の原因として、胎盤での糖輸送担体(Glucose transporter,GLUT)のうち、胎児側でのGLUT3の発現障害が関与している可能性が示唆された(投稿中) これらの異常は、両側顎下腺切除の上に抗EGF抗体を投与することによりさらに顕著となり、逆にEGFの補充により改善されることから、EGFに特異的であることが明らかとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)