Project/Area Number |
05771353
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
平山 方俊 北里大学, 医学部, 助手 (00208860)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1993: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 感音性難聴 / 特発性両側性感音難聴 / 聴力レベル / 聴力分布 |
Research Abstract |
特発性両側性感音難聴は原因不明で両側性に聴力低下を来し最終的には高度難聴となる疾患である。難聴の進行は緩徐に進行する例と急速に進行する例が知られている。今年度の研究ではこの疾患の難聴進行様式についての全体像と急速進行例の進行様式について研究した。急速進行例については治療・予後についても研究した。 1.当科難聴外来受診者のうち原因不明に両側性に進行する感音難聴(特発性両側性感音難聴)患者の聴力像および経過について検討した。 (1)特発性両側性感音難聴は20dB付近、60dB付近、スケールアウトの三つのピークを持つ聴力分布となった。(2)特発性両側性感音難聴の聴力変化の時期をI期・II期・III期丹に分けて各々の聴力分布のピークを比較するとI・II期の聴力分布のピークは20dB付近と60dB付近に二峰性のピークの山を持った。(3)III期ではスケールアウトで新たなピークを認めた。2.特発性両側性感音難聴の急速進行例について検討した。(1)急速進行例に対し突発性難聴に準じた治療を行った。(2)聴力の悪化度は平均21.8dB、改善度は平均12.1dBであった。(3)予後は治療した症例はなく、著明回復3.2%、回復29.0%、不変67.8%であった。(4)予後は突発性難聴に比して改善した症例の割合も少なく、聴力改善の度合も悪かった。(5)特発性両側性感音難聴全体と同様に急速進行例についても聴力分布に規則性を認めた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)