Project/Area Number |
05771467
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
柴田 俊一 東京医科歯科大学, 歯学部・口腔解剖第一講座, 助手 (80187400)
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Project Period (FY) |
1993 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | プロテオグリカン / モノクロナール抗体 |
Research Abstract |
糖鎖解析のためのHPLCカラムが到着した8月よりモノクロナール抗体作製のための抗原の精製に取掛かった。はじめに通法にしたがって、プロテオグリカン分子をSwarm Rat軟骨肉腫からCsClの密度勾配遠心にて精製し、引き続いてchondroitinase ACIIをprotease inhibitorとともにプロテオグリカン分子に作用させ、Superose 6を用いたゲル濾過にてコア蛋白質を精製した。このコア蛋白質にはxyl-gal-gal-DELTAUAという4糖から成るlinkage reginが切り株として残存しており、この部分の正確を調べるためにbeta-eliminationにより、コア蛋白質からlinkage regionを切り離しTSK 2500PWカラムによるゲル濾過の後、YMC NH_2カラムで解析したところ、これらの一部(おそらくgalactose)が硫酸化していることが判明した。目的とする抗原を得るにはこの硫酸基を除く必要があり様々な検討を加えた結果、chondro 4-sulfataseによって硫酸基を除去できることが分かった。さらに酢酸水銀を作用させる事によって、このlinkage regionからDELTAUAも除去できることができ現在はxyl-gal-galという切り株を持つコア蛋白が精製できている。さらにbeta-galactosidaseによってこのgalactoseの除去を現在試みているところである。HPLC解析の条件設定にかなり時間がかかったため現在まだ抗原精製の段階であるが、すでにその最終段階に入っており、終了し次第直ちに抗体作製の仕事にとりかかる予定である。
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