ヒトSecretory Component遺伝子発現調節機構の解析
Project/Area Number |
05771494
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
竹之内 信子 日本大学, 歯学部, 助手 (50246914)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 分泌型IgA / Secretory Component / IFN-gamma / TNF-alpfa / IL-4 / IL-1beta / Northern Blot |
Research Abstract |
本年度はSecretory Component(SC)遺伝子発現調節機構解析の一端として2つの研究を進めた。その第1はサイトカインによるSCmRNA発現である。IFN-gamma,TNF-alpfaの刺激によりHT-29細胞培養上清中にSC量が増加することが、また、IL-4により^<125>I-ラベルしたpolymeric-IgAとの結合量が増加することが知られている。今回、それらの増加がmRNAレベルでもみられることをNorthern Blot法により明らかとした。また新たにIL-1betaによるSCmRNA発現の有意な増加も明らかにした。 さらに、SCmRNA発現調節機構を詳細に検討するために、ヒトSC遺伝子のプロモーター領域の構造解析に着手した。JCRB遺伝子バンクより供与されたhuman genomic DNA livraryより約200万個のプラークを、ECL direct DNA labelling systemでラベルしたhuman SC cDNA EcoRI-PvuII fragment(Exonl^〜Exon3の一部を含む)を用いてスクリーニングし、1個のクローンを得た。さらに制限酵素消化による制限マップの作製を行なった。Exon1に対応するoligomerを作製し、Southern hybridizationを行なった結果、left arm側約1.5kbにhybridizeするバンドが得られた。このfragmentに遺伝子発現に寄与するプロモーター配列が含まれるかどうか、現在検討中である。 これらの成果の一部は本報告書に記載したとおり論文とした。また、他の一部についてはより詳細な検討を重ね、報告を行なう予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)