咬合性外傷および歯周疾患下における微小循環と骨改造
Project/Area Number |
05771500
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
松尾 雅斗 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (30190416)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 歯周組織 / 血管構築 / 血管鋳型法 / 走査型電子顕微鏡 / 咬合性外傷 / 歯周炎 |
Research Abstract |
咬合性外傷受傷14日後までの歯周組織血管網の変化 咬合性外傷受傷14日では歯根膜血管網が残存した部と広範囲に血管鋳型消失部が観察される。 1)血管鋳型残存部を拡大してみると歯根膜中の歯根側と歯槽骨側の二層の血管網が距離を保たず密着している。そして下方の歯槽骨表面には一面にハウシップ窩が存在している。この様に歯槽骨表面の直接性骨吸収によって歯根膜の幅は拡大していく。 2)異常な咬合圧により血流がとだえたため、それより先の部分の血管にレジンが流れず、血管鋳型が途中で終わってしまう状態が血管鋳型消失部である。 この咬合性外傷による血管消失のメカニズムは、通常の血流がある血管に、異常な咬合圧が加わると血管に損傷が生じ血流が変化する。すると血管内皮細胞の反応により内皮細胞の核が突出する。この狭窄した血管内腔の線維性の組織変化を引き起こす。すると閉塞性の血栓部が生じ、咬合性外傷による歯周組織の損傷はさらに広がっていく。このとき実験動物に歯周組織に炎症が生じていると、炎症は上皮付着部を越え歯周組織の破壊は急激に進行する。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)