Project/Area Number |
05771528
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional basic dentistry
|
Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
坪井 美行 日本大学, 歯学部, 助手 (50246906)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 歯根膜感覚受容ニューロン / 歯根膜刺激強度変化弁別タスク / 光ディテクションタスク / 大脳皮質 / 特異的PDN / 低閾値機械受容性PDN / サル |
Research Abstract |
平成5年度文部省科学研。pMD170を遺伝子導入装置SSH-10(島津)を使用し、エレクトロポレーション法により、大腸菌HB101内に導入し、Amp・Tcプレートにてコロニーを選択した。このコロニーが、リコンビナント40k-OMPを産生することは、抗40k-OMP抗体を使用し、Western-blotting法により確認した。次に、40k-OMP geneの欠損株を作成するために、pMD170に挿入されている40k-OMP gene中のopen reading frame(499-1540 bp)において、切断サイトを1モラるため、顔面口腔領域の皮膚、粘膜および歯の触刺激に応答するニューロン活動記録を行っている。これまで、33個の皮質ニューロンについて検索した結果、8個はPDNと同定された。これらのうち3個は特異的PDNであり、残りは顎顔面口腔領域から低閾値感覚入力を受ける低閾値機械受容性PDNであった。また、他の2頭のサルについては、光ディテクショントライアルを用いてサルの訓練を行っているところである。サルは、光が点燈しているボタンを押すと手がかり刺激である光(V1)が提示される。V1が与えられてから、4-8秒すると、光刺激強度が増加(V2)する。サルはこの刺激強度変化を弁別してボタンをはなす。本研究で得られたV1からV2への刺激強度変化ディテクション時間は0.5-0.8秒であった。このディテクション時間は、V1が大きければ大きいほど小さな値を示していた。また、V2が大きいほどディテクション時間は短かった。これからさらに研究を進め、歯根膜刺激強度変化ディデクションと大脳皮質ニューロン活動との関係、また各ニューロンの末梢受容野の大きさ、末梢入力の種などについて検索していきたいと考えている。
|