並列処理コンピュータを用いた顎関節運動のオプチカルフローによる自動分析
Project/Area Number |
05771548
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
徳岡 修 大阪大学, 歯学部, 助手 (70155513)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 顎関節 / X線TVシステム / 画像認識 / トランスピュータ / オッカム |
Research Abstract |
1.並列画像処理システムの開発 現在市販されている多くの画像取り込み装置では、X線TV画像のリアルタイム連続入力は困難であり、しかも、マイクロプロセッサ1個の処理能力には限界がある。そこで、T800型トランスピュータを用いて並列画像処理システムの開発をおこない、顎関節の運動時のX線TV画像のリアルタイム入力と高速画像処理を可能とした。本システムは8個のトランスピュータを用いてX線TV画像を順次取り込むことによりリアルタイム画像入力を可能としており、取り込んだ顎関節運動の連続画像を16個のトランスピュータを用いて高速処理を行うことができる。その結果MacintoshやIBM-PCに比べて20倍近くの処理能力を持たすことができた。 2.並列画像分析ソフトウェアの開発 並列画像分析ソフトウェアの開発はoccam2を用いて行った。一般にX線写真にはさまざまな対象物の投影像が描出されているが、その中で関節頭と関節窩のみを抽出して解析する必要がある。そのために異なる時刻の2画面の画像を用いて対応点の探索を行い領域分割をおこない、関節窩のデータを基にしてSSDA法で画像の平行移動を補正し、その後にテンプレートマッチングの手法を用いて関節運動のオプチカルフローの検出を行う手法を検討した。 現在、対応点の探索と領域分割のアルゴリズムに問題があり、十分な結果が得られないことが多いために、今後、精度の向上を計るべく、ソフトウェアの改善策を考慮中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)