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DXA法を用いた骨密度測定の精度の評価と顎口腔領域への応用

Research Project

Project/Area Number 05771560
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

山田 美穂  長崎大学, 歯学部, 助手 (80200749)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsDual energy X-ray absorptiometry / 骨密度測定
Research Abstract

今回の研究では、骨粗鬆症の診断などに多用されているDual energy X-ray absorptiometry(DXA法)による骨密度測定の測定限界を調べることを目的とし、更に本法の顎骨への臨床応用の可能性について検討を行った。
まずDXA法の測定限界の検討については、DXA装置としてはQDR-1000(Hologic社製)を使用し、プラスチック製の円筒形チューブ(直径1.0cm、長さ3.0cm)に0.1-1.0gの種々の濃度のハイドロキシアパタイト水溶液を入れ、測定を行った。測定値を真値と比較した結果、相関性ではr=0.99(p<0.0001)と良好な結果が得られた。しかしDXA法の測定値は真値と比較して約5.0%低下していた。
次にDXA法の精度の評価のために、解剖体より摘出した踵骨11個を水中に入れ、DXA法で測定を行った。その後踵ほねを灰化し、灰重量をDXA法で求めた測定値と比較した。その結果、DXA法で求めた骨量と灰重量との間には良好な相関が見られた(r=0.97,p<0.0001)。ハイドロキシアパタイトの実験と同様に真値と比較して約6.0%の測定値の低下が見られた。
最後にDXA法の顎骨への臨床応用の可能性について検討を行った。健常ボランティア3名の下顎骨体部をDXA法でそれぞれ3回ずつスキャンし、左下顎第1第2臼歯根尖部に1cmx2cmの関心領域を設定し骨密度を求め、その変動を調べた。その結果、測定値の変動は変動係数で0.6%と良好な結果が得られた。
以上のようにDXA法は優れた測定精度を有し、その顎骨への応用も十分可能であることが明らかになった。しかし実際の患者において本法を応用する際には測定時間が5分程度かかることから、適当な頭部の固定具が必要であると考えられるため、今後の検討課題としたい。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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