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腫瘍切除後の発声障害に対する発声補助装置の応用と機能回復の定量的評価

Research Project

Project/Area Number 05771767
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

柳沢 治之 (1994)  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (00200535)

柳澤 治之 (1993)  東京医科歯科大学, 歯学, 助手

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords永久気管孔 / 甲状腺癌 / 顎顔面補綴 / 発声障害 / プロテ-ゼ / シリコーンラバー
Research Abstract

甲状腺癌の外科的治療により,広範囲にわたる気管切除を受けた結果,大きな永久気管孔が残遺する場合がある。このような症例においては,たとえ声帯の機能が残存していたとしても,気管孔からの呼気の漏出により,発声が不可能となる。発声機能を回復するためには,なんらかの方法で気管孔を閉鎖する必要があり,筆者は顎顔面補綴学的手法を応用して,シリコーンラバー製の気管孔閉鎖装置を開発,臨床応用し効果をあげている。筆者らは,この気管孔閉鎖装置を気管孔オブチュレータと呼んでいるが,こうした装置の応用は,わが国では他に例を見ないものである。この装置の利点は,複雑な形態をもつ気管欠損を効果的に閉鎖できること,呼吸や頸部の運動の自由を阻害しないこと,患者自身で容易に着脱でき衛生的であること,生体に安全であること,等があげられる。
気管孔オブチュレータを適用した症例については予後を追ってきたが,そのうちの一例については,甲状腺癌再発のため,再発癌切除とともに左側鎖骨部分切除,胸骨後結腸挙上食堂バイパス術が施行された。その結果従来の形態の気管孔オブチュレータでは十分な機能回復が困難となり,補綴術式,形態につて再検討を行なった。また,他の1例では,腫瘍の再発がないことが確認できたため外科的に気管孔が閉鎖された。
これらの症例について,機能評価としてMPT(発声持続時間)を計測し,補綴治療の効果,外科的閉鎖と補綴的閉鎖の得失について知見が得られた。この結果については関連学会に報告を行なうべく準備している。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-31   Modified: 2018-06-07  

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