Project/Area Number |
05771786
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
大島 和彦 広島大学, 歯学部, 助手 (80183226)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 歯牙歯槽部骨切り術 / 骨性治癒 / 血管再生 |
Research Abstract |
歯牙の形態および顎骨形態のヒトに対する類似性などから、日本猿を使い、実験的に単一歯牙(上顎側切歯)の歯牙歯槽部骨切り術を行い、その骨性治癒は組織標本を作成して検討した。また血管再生については、歯髄血流の回復状態をレーザードップラー血流計を用いて検索した。 術式は気管内挿管による全身麻酔下に、歯牙歯槽部の骨切りを骨ノミなどにより行い、歯牙の唇側移動を行い、シ-ネで固定する。実験では歯根尖より5mmのところで水平骨切りを行う群(5mm群)と10mmのところで骨切りを行う群(10mm群)の2群に分けて、その骨性治癒機転を観察した。 その結果術後2週頃より新生骨の形成が認められ、8週で新生骨梁による架橋がほぼ完了することがわかった。5mm群と10mm群では骨性治癒機転には著明な差は認められなかった。しかしレーザードップラー計による測定では、歯髄内血流は10mm群の方が5mm群よりも、血流回復が優れている可能性が示唆された。
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