Project/Area Number |
05771842
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
|
Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
百田 善弘 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (60247880)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 頭部低位 / 脳脊髄液 / 頭蓋内圧 / 脳脊髄液産生 / 脳脊髄液吸収 |
Research Abstract |
水平位から頭部低位への体位変換により、側脳室圧(LVP)、上矢状静脈洞圧(SSSP)は上昇したが、両者の変化量は同程度であり、脳脊髄液呼吸の作動圧であるECSFPには有意な差は認めなかった。平均体動脈圧(MAP)は、10分後には対照値に対し上昇を認めたが、70分後は有意な差は認めなかった。脳脊髄液産生量(Vf)、呼吸量(Va)は、水平位と頭部低位との間で差は認めなかった。しかし、15cmH_2Oの頭蓋腔内静水圧負荷により、産生量は、水平位、頭部低位とともに減少した。呼吸量は、両体位とも増加したが、変化量は頭部低位の方が大きかった。 以上のように、頭部低位状態下では、CSFの吸収能の亢進が明らかとなった。 しかし、ECSFPが同一であるにもかかわらずこの現象をみたことは、CSF呼吸機構に関与する他の因子の存在が示唆された。
|