DNA triplex上で鎖切断機能を発揮するオリゴヌクレオチドの新合成
Project/Area Number |
05771915
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
小野 晶 東京都立大学, 理学部, 助教授 (10183253)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | DNA synthesis / post-synthetic modification / amino linker / Oligonudeotide / duplex / triplox |
Research Abstract |
本研究は、活性型ヌクレオシドアナログをDNA鎖中に導入した後、そのヌクレオシドの反応性が高いことを利用して様々な反応性基をDNAに結合することを目的とするものである。 活性型ヌクレオシドとして、新規ヌクレオシドアナログである5-methoxycarconyl-2′-deoxyuridine(1)を用いた。このものは、パラジウム触媒を用いて市販の5-iodo-2′-deoxyuridineと一酸化炭素、及びメタノールを反応させることにより高収率で得られた。このものはさらに、常法に準じて保護、亜リン酸化してヌクレオシド3'-アミダイトとした後、DNA合成に用いた。 DNAオリゴマーとして、5′-d(TMTMTMTM1MTMTMTMT)-3′(M=5-methyl-2′-deoxycytidine)を合成した。Mは2′-deoxycytidineの代わりに用いた。完全保護オリゴマーはジアミノエタンあるいはジアミノヘキサンで処理した。この処理により1のエステル部位がアミドに変換され、オリゴマーはアミノ側鎖を持つことになる。反応は良好に進行し、精製後、目的とする修飾オリゴマーを収率よく得た。続い、てアミノ側鎖を利用してオリゴマーに反応性基を導入した。本年度はアンスラキノン誘導体を結合したオリゴマーを合成した。 こうして得た修飾オリゴマーと相補的配列を持つオリゴマーとの形成する2本鎖、及び修飾オリゴマーとターゲット配列を持つDNAとの形成する3本鎖の安定性について、熱変性法により検討した。修飾オリゴマーは対応する天然型オリゴマーに比較して、より安定な2本鎖、3本鎖を形成した。
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Report
(1 results)
Research Products
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