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不斉1,3-双極子付加を用いる光学活性をインドリチジン、キノリチジン類の合成研究

Research Project

Project/Area Number 05771940
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Chemical pharmacy
Research InstitutionMeiji Pharmaceutical University

Principal Investigator

田村 修  明治薬科大学, 薬学部, 助手 (30257141)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords酒石酸 / 光学活性オレフィン / 環状ニトロン / 1,3-双極子付加
Research Abstract

本研究を行うにあたり、基盤となる環状ニトロンと光学活性なオレフィンとの不斉1,3-双極子付加反応を開発する必要がある。そこで、両対掌体が入手可能な酒石酸を不斉源とする光学活性をオレフィンを合成し、環状ニトロンとの1,3-双極子付加を検討することとした。まず、L-酒石酸ジエチルより4段階で得られる既知のアルデヒド(1)を得、これをオレフィン化して2aを合成した。また、水酸基の保護基を変えて反応をスクリーニングするために2aを脱保護、保護などにより2b-fに変換した。一方、環状ニトロン(3)はピペリジンを触媒量の二酸化セレン存在下、過酸化水素で酸化することにより調製し精製せずに用いた。2と3の反応は還流ベンゼン、あるいはトルエン中で行った。2aを用いる反応は80%で対応するexe-付加体4を与えたが、立体選択性は全くなく1:1の混合物であった。2bは4を1:1の混合物として与えたほか、endo-付加体を約10%副生した。4cや4dを用いる反応は反応条件下でアシル基の脱離が起きた。2eは83%の収率で4を与え、その生成比は2:1であった。ここで、低いながらも選択性が現れたが、これはベンジル基の嵩高さによるものと考え、より嵩高いTBDMS基を有する2fを用いて反応を行ったが大きすぎる立体障害のためか反応そのものが進行しなくなってしまった。現在、より反応活性を高めるため、4fに電子求引基を導入することを検討している。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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