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グリア細胞の活性化とプロスタグランディンF2alpha受容体

Research Project

Project/Area Number 05771976
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Biological pharmacy
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

橋本 均  大阪大学, 薬学部, 助手 (30240849)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsグリア細胞 / プロスタグランディンF2alpha / 受容体 / cDNA / クローニング / ホスホリパーゼC
Research Abstract

これまでに、ラット初代培養グリア細胞にプロスタグランディン(PG)F2alpha受容体が発現しており、百日咳毒素非感受性G蛋白質を介してホスホリパーゼCを活性化すること、グリア細胞の分化誘導に伴なって受容体数が増加すること、PGF2alpha受容体の脱感作現象などについて明らかにしてきた。ところで、最近分子生物学的な研究によりいくつかのPG受容体のcDNAがクローニングされてきている。PGF2alpha受容体がもっとも多く発現する組織は、妊娠時の卵巣中の黄体であることが知られているが、中枢神経系におけるPGF2alpha受容体が末梢のそれと一次構造の上で同じものであるのか、さらにこれまで明らかにしてきたグリア細胞の分化に伴なう発現量の増加の機構などを調べるために、以下の実験を行ないその知見を得た。
1.ラット培養グリア細胞よりcDNAライブラリーを作製し、マウス黄体由来のPGF2alpha受容体cDNAとのクロスハイブリダイゼーションにより、ラットPGF2alpha受容体cDNAを単離した。
2.その塩基配列より予想される蛋白は、366個のアミノ酸からなる細胞膜7回貫通構造を持つG蛋白共役型の受容体であった。
3.グリア細胞のラットPGF2alpha受容体とマウス黄体PGF2alpha受容体は約96%の相同性があり、おそらく同一の受容性であると考えられた。
4.サル腎Cos-7細胞に発現させたリコンビナント受容体は、グリア細胞と同様なリガンド結合の特異性を示した。
5.ノーザンハイブリダイゼーションにより、グリア細胞、ラット全脳、妊娠卵巣はいずれも約5kbの共通なサイズのmRNAを発現していることが分かった。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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