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血小板の細胞質ホスホリパーゼA_2活性発現への細胞骨格系タンパク質の関与

Research Project

Project/Area Number 05771996
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Biological pharmacy
Research InstitutionKyoto Pharmaceutical University

Principal Investigator

秋葉 聡  京都薬科大学, 薬学部, 助手 (70231826)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsホスホリパーゼA_2 / 細胞骨格系タンパク質 / 血小板
Research Abstract

血小板を含む種々の刺激応答細胞の細胞質にはアラキドン酸含有リン脂質を特異的に加水分解するホスホリパーゼ(PL)A_2が存在するが、本酵素がその活性を発現するために、刺激に伴い細胞質から基質が存在する細胞膜へ移行することが想定されている。本研究では、血小板において刺激時に重合化が生じる細胞骨格系タンパク質が、PLA_2の以移行子として作用する可能性を考え、このタンパク質中に細胞質PLA_2が検出されるかどうかを検討した。
ウサギ洗浄血小板を種々濃度のトロンビン(0.01-0.5U/ml)またはコラーゲン(10-50mug/ml)で刺激した後、細胞骨格系タンパク質を含む1%Triton X-100不溶沈渣を調製し、これを酸素源としてPLA_2の活性を、2-[C^^<14>]アラキドノイルホスファチジルエタノールアミンを基質として測定したところ、刺激によりTriton X-100不溶沈渣中の細胞骨格系タンパク質量が増加するとともに、このタンパク質中のPLA_2の比活性も増大した。このTriton X-100不溶沈渣中のPLA_2の特異性を検討したところ、1-10muMCa^<2+>存在下に有意に活性化され、リノール酸含有リン脂質よりもアラキドン酸含有リン脂質をよく加水分解し、細胞質PLA_2のそれとよく一致した。さらに、Triton X-100不溶沈渣中のPLA_2は細胞質PLA_2に対する特異抗体と反応し、血小板顆粒内に含まれるII型PLA_2に対する特異抗体とは反応しなかった。また、細胞質PLA_2の膜への移行と細胞骨格系タンパク質の重合との関連性を検索するために、刺激に伴い細胞膜画分に増加する細胞骨格系タンパク質中のPLA_2活性を測定したところ、刺激下血小板の膜画分から調製したTriton X-100不溶沈渣中のPLA_2の比活性は未刺激の場合に比し有意に増大していた。
以上の結果から、刺激下に重合化した細胞骨格系タンパク質中に増大するPLA_2は、その特異性および抗体との反応性から細胞質PLA_2であり、細胞骨格系タンパク質とPLA_2と相互作用と、酵素の膜移行との関連性が示唆された。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 秋葉,聡: "ウサギ血小板細胞質ホスホリパーゼA_2の刺激に伴う重合化細胞骨格系タンパク質との相互作用" 日本血栓止血学会誌. 4. 225-231 (1993)

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      1993 Annual Research Report

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Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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