Project/Area Number |
05772069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nursing
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
宮田 留理 高知女子大学, 家政学部・看護学科, 講師 (00244773)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | コミュニケーション / 家族 / 関係性 |
Research Abstract |
コミュニケーション障害を抱える患者、およびその家族に関する文敵を検討した結果、コミュニケーション障害が家族との関係に及ぼす影響は、1)コミュニケーションの頻度の変化、2)家族間の意志疎通、3)感情的すれ違い、4)家族としての意志決定のあり方、5)家庭内の役割の混乱、の5つに分類することができた。これをもとに、半構成的質問紙を作成し、この質問紙に基づいて、コミュニケーション障害を抱える患者を対象に面接を行い、その内容を録音し、逐次再生した。データは、Grounded Theory法により分析を行い、下記のような結果を得た。 1.患者にとっての家族の存在 1)衝撃的な打撃を与える存在、2)孤独な状態から解放してくれる存在、3)支えとしての存在、4)自分の生の意味を見い出させてくれる存在、5)援助者・協力者としての存在、の5つのタイプが抽出された。 2.家族との関係を維持・発展するための方略 1)家族の理解を求める方略 、2)家族からの信頼を獲得する方略、3)家族を尊重する方略、4)家族からの支援を祈願する方略、5)家族を試す方略、6)家族を威圧する方略の6つの方略が抽出された。 新たな家族関係のあり方 1)家族との信頼の強化型、2)家族からの独立型、3)家族への依存型の3つのあり方が抽出された。 現在は質的なデータから得られた結果をふまえ、対象を変え、患者家族対する質問紙を作成し、患者家族の抱く思い、対処についての分析を行っている。
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